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自閉症

自閉症ってどんな症状?

自閉症とは166人に一人生まれる障碍だと言われています。自閉症の子どもたちは、一見普通の子と変わりないことが多々あります。
そのため、大変誤解を受けやすい障害です。

自閉症は、親の躾が悪かったり、親からの遺伝であったり、自己に閉じこもる障害でもありません。よく、引きこもり、と勘違いされたり、鬱っぽい症状と勘違いされたりしますが、それは違います。

自閉症の子ども(大人)は、人や物との関わり方が上手でなかったり、大人や同年代の子どもとのコミュニケーションがうまくとれなかったり、興味や関心が非常に偏りひとつのことに執着する傾向があり、同じことを繰り返したがる特徴をもっています。

具体的には、目が合わない、話し掛けても返事がない、お友達と関わるのが苦手で一人で遊んでいる、相手の関心を引くような呼びかけがない、ミニチュアなどを一列に並べるのが好きでそれをずっとやっている、などです。

ですが、それは彼らがわざとしているのではなく、他人とどうしていいかわからないから、そうするしかないのです。私達は、成長の過程で、人と目を合わせたり、他人を呼びかけたりするのを周りを見ながら自然と学んできました。

ABAセラピーって何?

自閉症の子どもは、周りを観察して模倣する、ことが苦手なこともあり、
私達が当たり前のように学んできたことが、当たり前でなく、敢えて教えてあげることが必要です。

その教授法を体系化したのが、ABA(Applied Behavior Analysis/応用行動分析)です。

ABAでは、目あわせが苦手な自閉症の子どもに、目を合わせることをレッスン化して教えたり、模倣を教える、コミュニケーションの仕方を教える、単語、動詞、簡単な質問に答えることなど、我々が当たり前として学んできたスキルを噛み砕いて教えていきます。

たとえば、目合わせは何事も基本となるため、まずセラピーの一番初めに教えます。どうやって教えるのかというと、まずはいすに向かい合って座り、子どもの手をひざにおかせ、「OOちゃん」と子どもの名前を呼びます。今まで目など合わせて生活してきていないですから、当然初めから目が合うわけではありません。

そんなときは、クラッカーなどセラピストが用意して、2回名前を呼んでも返事がない場合は、クラッカーをセラピストの顔の端から眉間の間までゆっくりと移動させ、子どもの注意を引きます。クラッカーがセラピストの眉間までくると、パッと子ども目が合う瞬間があります。セラピストはその瞬間を見逃さず、
「上手に見れたね!!!」と思いっきり誉めてあげて、クラッカーを与えます。
このようにクラッカーやこちょこちょなど、ご褒美をあげることを、リインフォーサー、といいます。

言葉の代わりに、ご褒美で、よくできたことを、印象付け、やる気を引き出すのと同時に、できなかったときとの差別化を図っていくのです。
(ご褒美はなにも食べ物でなくてもOKです)

その繰り返しで、子どもは彼らなりに「呼ばれると目をみるのか」と理解していきます。

向かい合って読んだときに、目を見るようになると、今度は子どもを近くで遊ばせ、遊んでいる最中に名前を呼びます。呼んでも答えないときは、今度はセラピストは子どものところまで行って、名前を呼び、目を合わせます。目が合えば、たくさん誉めてあげます。それを、次はセラピストが遠くから呼んでも振り向き、目を合わせることにつなげていきます。

ABAとは、このように、ひとつの課題を噛み砕き、彼らにわかりやすい方法で教えていくものです。

もちろん、椅子に座れない子どもがいれば、座ることは楽しいことなんだよ、ということから教えていきます。

ABAセラピーに興味のある方には、セラピストになりたい方も居ると思いますし、実際教室に自閉症の子どもがいて、何をどうしていいのかわからない方も居ると思います。

そんな方も、是非ABAを学び、このカリキュラムを応用して、
教室で叫ぶ子ども達にどう対応していけばいいのか、学んでください。

レッスンにはマニュアルがあります。私自身も今まで10年間の指導内容をマニュアルとしてまとめましたので、それを読み、私のトレーニングを受ければ、誰でもできるようになります。私がセラピストに求めるものは、スキルや知識よりも、情熱、そして忍耐力です。

そして、最後に。

私は療育はABAのみにこだわることなく、その子どもにとって一番良い方法であれば、なにもカリキュラムはABAからのみ作られる必要なないと考えています。ABAのほかに、音楽療法や、感覚統合など、子どもにとって学習の助けになるものは沢山あります。

それに、解決しなくてはいけない問題行動もありますよね。それも分析し、大きな「絵」として療育を捉え、子どもの心と体、そして脳の成長を促すのが、療育者の仕事だと思っています。

ABAはそんな手法の中のひとつだと思って、理解していただけると幸いです。


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推薦していただきました。

私が玲子さんに実際にお会いしたのは、2回。

共通の知り合いであるブランディング・コーチの高畠真由美さんの紹介でした。
http://plaza.rakuten.co.jp/takahata/

私は本と情報のアクセシビリティをテーマとしている研究職で自閉症スペクトラムのことにも興味を持っていたので、そのあたりの共通性から2人をつなげてくれたのでした。

彼女が日本に帰ってくるのは長期休暇の間だけなので、もっぱらメールで話すことが多いのだけど、2回会っただけで、今度は私がいつかボストンの彼女に会いにいこうと心に決めるまでになりました。

今の生活のことや専門のことだけでなくて、今後どうやって生きていくのかといったビジョンのことも自然と話せる友人であると思っています。

さて、自閉症.comを一読した印象ですが、とにかく渾身の力作だなという感想をまず持ちました。

彼女がセラピストになった背景について、通常すると思われる自己紹介よりもさらに奥まで書いているので、彼女の仕事への思いの根底の部分が見えて、深みと説得力を感じます。

学生の頃のボランティアで出会った自閉症の女の子とのコミュニケーションがなかなかうまく行かず、それでも話しかけ続けていたら、通じたという素直な喜び。

彼女は、それを「魔法にかかりました」と書いています。ライフワークに出会う瞬間は、こんな気持ちになるのでしょうか。

そして、語りはさらに過去にさかのぼり、かつては自身がコミュニケーションに課題を抱えていて、その課題に向き合って生きてきたことまで書いています。

このエピソードは、このサイトの文章を読んではじめて知りました。

ここまでの自己開示をしたことに勇気と決意を感じました。

このサイトの文章を読んで、
「ライフワークを決めるのは、強みだけではなくて、その周辺にある弱みなんじゃないか」
という言葉が浮かびました。

その仕事が自分の中で他のどれとも違うものになるにはただ無邪気に好きなだけじゃなく、
その底に、つらさや悲しさを経験してもやめないで続けさせる強力な何かがあるんだと思ったのです。

それがあるからこそ、他の仕事ではなく今の仕事を選んだというような取り替えのきかないものがあるんだと思いました。

彼女は、そういった心意気でセラピーをしている方なので、今まで得た知識や経験を最大限に生かしたサポートで自閉症児の言葉を伸ばすことに尽力するにちがいありません。

ブログ「本と情報のアクセシビリティを目指して」管理人
DAISY☆やまねこ
http://plaza.rakuten.co.jp/yamanekopenguin/



みなさんの声

「初めてだったので、息子がちゃんとできるのかどうか心配でしたが、先生に見ていただいて、こんなやり方があると知ってよかったです。これからちょっと頑張ってみようと思います。」 

匿名希望 横浜市

「先生に見ていただいて本当によかったです。
どこがどう、足りないのか、親ならなんとなくわかっていたのですが、センターの先生に相談しても後回しにされるだけで、どうしていいのかわからなくなっていました。
玲子先生にセラピーをしていただいて、それがはっきりわかり、こんなやり方があるのかと思ってびっくりしました。本当によかったです」 

匿名希望 横浜市


「 昨日はブログで時々アドバイスをいただいていた 塩田玲子先生 にお会いしに私とダンナとピヨちゃんとウズラで品川プリンスホテルまで車で行った。

先生は日本とアメリカの大学で障害児について勉強して、現在はボストン在住でアメリカの自閉症児のセラピストをなさっている自閉症のスペシャリスト。

7月末から1ヶ月程、日本に帰ってきていらっしゃるので、日本でのセラピーなどの合間に少しだけお会いしていただいた。

塩田先生は単身アメリカに渡り、国際結婚をしている方なので大柄ですごく迫力のある方を想像していたら、実際はわりと小柄で若くてかわいらしい一見普通のOLさんみたいだった。

でも話してみると、落ち着いていて、話し方もしっかりして頭の良さが感じられた。

私達はピヨちゃんが外にばかり行きたがることを一番に相談したのだが、先生はすぐに要求を通すのではなく、何かこちらの言うことや決まりを聞いてから外に連れていくようにしたらということだった。

例えば10分でも絵カードや教材をやって終わったら外に行っていいとか、決まりを作って徐々に外に行く時間を減らすようにしていくのがいいみたいだ。

家での指導もなるべく母親より父親とか、外部の他の人にやってもらったほうがいいそうだ。

東京などでは自閉症児の指導をしてくれる私立の専門的な組織があるけど、千葉の方は全くそういったものがないので、学生の家庭教師のアルバイトを雇う方法もあるそうだ。

ピヨちゃんは何も習い事などをしてないし、週に1回でも継続して専門的な指導をやってもらったほうがいいと思うので前向きに検討したい。

時間が1時間しかなかったのと、ピヨちゃんもじたばたしていて、ウズラも「まだ終わらないの?早く遊びに行こうよ」とうるさくてちゃんと話が聞けなかったが、先生に会ってもっと真剣に息子のことを考えていかなければと思わされた。」 

ピヨちゃん日記より